ヘナカラー

頭皮はヒリヒリ。髪はギシギシ。毎月ガマンをしながら白髪染めをしていませんか。白髪染めをするたびに、「頭皮」や「髪の毛」を傷めてしまうのはとても憂鬱ですよね。

「もう頭皮や髪を傷めたくない。けれども、白髪が目立つのも耐えられない。」そんな悩みを抱えているのなら、「ヘナカラー」という白髪染めがお勧め。ヘナカラーとは、100%天然の「白髪染め」で、髪や頭皮を一切傷めません。白髪を染めながらも、あなたの髪や頭皮を守り、健やかさを取り戻すことができます。

 

けれども、「ヘナカラーって本当に染まるの?難しくないの?」そんな不安があるかもしれません。そこでこの記事では、ヘナカラーで白髪染めをするメリットと、ヘナカラーを始めるための具体的なステップをご紹介します。

ヘナカラーとは「髪」と「頭皮」に優しい白髪染め

 

そもそも「ヘナって何なの?」という疑問を持っていませんか。

ヘナとは、色素を持っている「植物」を粉末状にしたもので、それをお湯で溶かして頭に塗ることで、白髪を染めることができます。化学染料が混入していないため、100%自然の白髪染めとして、髪や頭皮に一切ダメージを与えません。

 

 

ヘナで白髪染めをするメリット・デメリット

メリット

1:「頭皮」と「髪の毛」を一切傷めない

 

植物を使った「天然染料」なので、地肌や髪の毛にはいっさいダメージがありません。化学染料入りの白髪染めで荒れた経験がある場合も、安心して染めることができます。

 

2:「化学染料」で染めた髪でもヘナカラーはできる

 

今まで化学染料で染めていたけれど、途中からヘナに変えても良いの?ムラになっちゃう?そんな心配もあるかもしれません。

 

ヘナには脱色効果がないので、黒髪は地毛の色味のまま。白髪と化学染料の部分だけ色味がつきます。暗めのヘナカラーで染めれば、毛先の化学染料の部分はダークブラウン色になり、根元から毛先へとキレイなグラデーションに仕上がります。

 

ご自宅でも出来ますが美容院で染めてもらう事をおすすめします。

 

3:コンディショニング効果がある

 

ヘナカラーはダメージがないだけでなく、髪の毛のコンディショニング効果があります。天然のヘナが髪の毛をコーティングすることで、サラサラツヤツヤになります。

 

4:気軽に染める事ができる

 

脱色効果もなく、色素も薄付きなので、染めてもムラになる心配がありません。お肌のデリケートな方でも安心して染めることができます。

 

5:新しく生えてくる「根元の白髪」が気にならなくなる

 

せっかく白髪染めをしても、1ヶ月もすると根元の白髪が気になってきますよね。それに比べ、ヘナカラーをしている方の多くが、「新しく生えてくる根元の白髪が気にならなくなった!」と感動します。

 

ヘナカラーは、一般的な白髪染めに比べると色味が薄づきなので、「以前染めた白髪」と「新しく生えてきた根元の白髪」との境目が、うまい具合にぼやけるのです。根元の白髪が目立ちにくくなり、白髪染めをするまでのスパンが伸びていくと好評でした。

 

6:頭皮の汚れを吸着して落とす事ができる

 

ヘナには乾燥を誘う性質があり、頭皮の汚れを吸着してキレイに落とすことができます。一般的な白髪染めから、ヘナカラーに変えてから、フケや痒みなどの頭皮のトラブルが減ったという声も聞きます。

 

7:意外にもヘナの香りを好む男性が多い

 

 

女性の多くは、ヘナの香りを気にします。けれども、男性にヘナの香りの印象を聞いてみると、意外にも好印象なことが多いのです。彼や旦那さんの反応を気にしてしまうのは、女性の思い込みなのかもしれません。

デメリット

1:白髪染め後2~3日は色落ちしやすいので、白い服は避ける

 

髪の内部まで浸透する白髪染めに比べ、ヘナの色素は髪の表面にしかつきません。なので、2~3日のあいだ服への「色移り」をする事があります。心配なときは3日間は白い洋服を避けて、枕にもタオルを敷いて寝ましょう。

 

2:黒髪を明るくすることはできない

 

ヘナには髪を明るくする脱色効果はありません。なので、明るい髪を楽しみたい場合には不向きです。

 

3:「シャンプー」を使うと色落ちしやすい

 

洗浄力の強いシャンプーをつかうと、早く色落ちをしてしまいます。ヘナカラーをはじめると同時に、弱酸性シャンプーを使用するのががおすすめです。

 

4:色味が濃くなるまで何度か染める必要がある

 

天然の染料なので、一般的な白髪染めに比べて色味が薄付き。繰り返し染めることで色味が濃くなっていくので、初めての場合は2回以上染める必要があります。それ以降は、根元の白髪だけなので、1度でも白髪は十分隠すことができます。

 

5:メーカーによっては「化学染料入りのヘナ」もあるので選び方が重要

 

メーカーによっては、「化学染料」が混ざっている場合があり、肌がかぶれてしまうことも。染める際は品質をきちんと担当美容師に確認して選びましょう。

 

6:「パーマ」と併用する場合は、先にパーマをかけておこう

 

パーマをかけたい場合は、先にパーマをかけましょう。美容院でもパーマの後にヘナカラーを行います。ヘナのあとにパーマをかけると、パーマ液でヘナの色素が落ちしてしまうので注意です。

ヘナカラーはこんなあなたにオススメ

「髪」と「頭皮」にダメージを与えずに白髪染めをしたい

毎月、低コストで白髪染めをしたい

髪を明るくするのはもう飽きた!地毛の色味を楽しみたい

染める方法は「自宅」か「美容院」の2択

 

ヘナカラーには、「自宅で染める方法」と「美容院で染める方法」の2択があります。おすすめなのが、両方を組み合わせる方法。それぞれメリット・デメリットを確認して、あなたに合う方法を見ていきましょう。

「自宅」で染める場合

 

自分で気軽に染めたい場合におすすめです。

メリット

好きなタイミングで染められる

 

安い(約¥2,000-前後)

デメリット

 

白髪が全体の60%以上ある場合、上手に染めないと染めムラになることも

「美容院」で染める場合

 

プロにしっかりと染めてもらいたい場合におすすめ。「富田林 エメールヘア」で検索すると、ヘナカラーを取り扱っている当美容院が見つかります。

メリット

きれいに染まる

準備がいらないので手軽

 

美容院での通常の白髪染めとほぼ値段は変わらない

デメリット

 

自宅で染める場合と比べて高くつく(¥5,400-前後)

「自宅染め」と「美容院染め」のオススメの組み合わせ方

はじめて:美容院]→[1ヶ月後:自宅]→[1ヶ月後:自宅]→[1ヶ月後:美容院]→

 

 

ヘナカラーは脱色効果がないので、染めムラになってもあきらかに目立ってしまうような事はありません。しかし、後頭部を染めるのが難しく、常に自宅で染めていると白髪が残りやすいので、2ヶ月に1度のメンテナンスがおすすめです。

「色味」を決める

ヘナで髪を染めるとオレンジ色になります。ファッション感覚で、そのオレンジ色を楽しむ人もいますが、「オレンジ色になるのは嫌だ」と思う人も少なくありません。

 

そんな時に使えるのが、「青色の色素」を持っている「インディゴ」という植物。

 

 

インディゴの粉末をヘナに混ぜることで、ヘナのオレンジ色素が中和され、「ライトブラウン」~「ダークブラウン」まで色味を楽しむ事ができます。

次回は「1ヶ月後」を目安に

ヘナカラーは化学染料に比べて色味が薄いです。けれども、何度も繰り返すたびに色味が深くなり、化学染料に負けないほどの色持ちを発揮します。

 

また、色味が薄づきなのもあり、「染めた部分」と「白髪」との境目が絶妙にぼやけて、根元の白髪がだんだんと気にならなくなっていきます。

 

 

初めてヘナカラーをした場合は、次回は1ヶ月後に染めて、色味を深くしていきましょう。何度も繰り返して色味が深くなってきたら、2ヶ月に1度でも間に合うようになります。

ヘナカラーで自然体な美しさを手に入れよう

美容師をしていて気づいたのは、髪の健康状態で、女性の美しさは大きく差が出るということでした。

 

ツヤツヤで健康的な髪の女性は、それだけで若々しく見えるものです。反対に、髪が傷んでパサついてしまっている髪の女性は、どこか疲れきっている印象があり、年齢よりも上に見えることがありました。

 

だからと言って、「髪が傷むから白髪染めをしない」というのは女性としてとても気になるものです。美容師の私は、「どうしたらいいものか」と悩みました。

 

そこで出会ったのがヘナカラーでした。白髪染めをヘナに変えることで、傷んでいた頭皮は健康になり、髪の毛はツヤを取り戻していきます。また、100%天然成分なので、染め上がりも作りこんだ感じがなく、自然な美しさを引き出します。

 

こんなにもメリットがたくさんあるのに、導入している美容院が少ないのは、時間がかかる上に、ヘナのメリットでもある自然な染まり具合によってクレームが来ることがあるからです。早く、満足のいく染め上がりにするには、定番の白髪染めが最もリスクが少ないのです。

 

私は「女性が本当の意味で美しくなれるヘナカラーを伝えていきたい」と思い、この記事をキッカケに、心にもお金にも余裕が持てるようになり、そして何より、自然体な美しさを楽しんでいただけたら幸いです。

 

 

また、ヘナカラーをするのと同時に、ぜひ内面からの美しさを育ててみてください。美容師として多くの女性を見てきましたが、「息をのむほど美しい女性」というのは、元々の顔の作りではなく、内面からにじみ出てくる健やかさや幸福感のある人です。これは間違いありません。